セカンドの井戸 唖泉(あせん)

私が喫茶をやっているsecondには
佐伯の毛利に仕えた藩医、今泉元甫(いまいずみげんぽ)
水に難儀している住民のために作った三義井のひとつ
唖泉(あせん)がある

喫茶をする前の話だが、まちづくり推進課に金田課長というのが
赴任してきた そしてある日、この家の改修を手伝いに来た時に
井戸を見て「橋崎さん、井戸の掃除をするために水をくみ上げよう」と
言い出した しかもバケツでやると言うのだ
「あほか 無理無理」と言って取り合わなかったが
一人でもやるという 私は家の改修を急がないとならなかったので
しばらく放っておいたところ
自分の家にあった道具一式を持ち込んで、本当に井戸水を
バケツでくみ上げだしたのである
彼が言うには「この井戸が使える井戸なら、掃除して喫茶で使ったら
面白いやないか」ということなのだが
この井戸は実は7メートル以上もある深い井戸なのだ
とても手作業で出来るものではない
でも彼はやりだした 見るに見かねて皆が一緒にやりだしたが
当然、はじめから分かってはいたが無理なのだ
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お互いに胸の何筋かは知らないがパンパンになり
水位もさほど減らなかった(1メートルも減ったんかな?)ためにあきらめた
バケツもやりすぎて壊れた
DSCN7450.JPG
すると今度はポンプを役所から持ちこもうということになった
最初からそれを使えよと思ったが、彼のポリシーとしては
まずは手作業でやりたかったらしい 変わった男だ
ポンプは最初に苦労はしたが、やはり機械力はすごい
みるみるうちに水が減っていき底が見え出した
以前、ここに住んでいた方が井戸の蓋を落としたものも
東京の高校生ボランティアに手伝ってもらい引き上げることが出来た

さあここから井戸の底の掃除に取りかかろうとしたのだが
なにせ深すぎた 正式に測ると7m40cmである
底が小さい円にしか見えない
降りてしまうと、もしかしたら酸欠で死ぬかもしれない
という理性的な、というか、まともな考えが二人を襲ったのだ

ここまで狂気のごとく突き進んだ我々に常識という壁が
突如として立ちはだかったのだ
躊躇したその間が一週間もないと思うが
なんと井戸水が元の水位に戻ったのだ 戻った水位を二人で見ながら
出した結論はこの「井戸は生きている」ということだった

ここでいつか何かやるでぇ 佐伯のみんな見といてや
ところで、どなたか使っていない手押しポンプか電動ポンプくれませんか?
続く

すーさん

すーさん

大分県佐伯市

地域おこし協力隊として 京都から佐伯にやってきてはや一年半 朝のあいさつ「おはようっすー」から いつのまにか「すーさん」です 釣りバカからではありません

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