信州佐久はどうだった? 〜データで振り返る酷暑〜

ご無沙汰しております、えふでです。

実に7カ月ぶりのブログ更新。
すっかり投稿が滞っていてすみません。
移住して3年7カ月、お陰様ですっかり仕事が忙しくなり、
移住後間もない頃のように仕事が無い不安で苦しむことはなくなりましたが、
落ち着いてブログを書く時間が取れなくなってしまいました。

でも、いつも頭の中では田舎暮らしのブログを綴っているんですよ。
しかし一度書くチャンスを失うと、あっという間に季節が流れ、
記事の旬を失ってしまいます。
「あぁ〜、また書けなかった...。」その繰り返し。
ブログ用に撮っている写真も貯まる一方。

失礼...。
言い訳はこのくらいにしましょう。

そんなことよりまず!
今こうして、
こんな私のブログを読んで頂き本当にありがとうございます!

9月に入るとみるみる気温が下がり、
佐久もすっかり秋らしくなりました。
今は周囲の田んぼもすっかり黄金色になって、あちこちで稲刈りが進んでいます。
この時期になると、人が集まる場で、
「今日は晴れたから、○○さん稲刈りで来られなくなった。」
なんてセリフを良く耳にします。
秋の晴れ間は貴重な稲刈りチャンス。田んぼを持つ人は何より稲刈り優先です。

田んぼのある風景は、佐久で暮らす魅力のひとつ。
私も四季折々様々な表情を見せてくれる田んぼの眺めが大好きです。
下の写真は我が家周辺のお散歩コース。
バティー(愛犬)を連れて秋の空気を満喫します。

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リンゴ畑では実が赤く色づき、
こちらも品種によって収穫が始まっています。
あちらこちらで揺れるコスモスもこの季節の象徴。

リンゴとコスモス.jpgのサムネイル画像

こうして里山の景色にしみじみ秋を感じていられるのも、
過ごしやすい季節が戻ってきたお陰。
朝晩は、暑い夏がウソだったかのように涼しくなって、寒いくらい。
我が家は9/27に蓄熱暖房機のスイッチを入れました。

それにしても今年の夏は暑かったですね〜。

東京で暮らす皆さんの中で、
信州へ移住したい、佐久へ移住したいと思っている方は、
この異常なほど暑かった夏、佐久はいったいどうだったのか
気になるのではないでしょうか?

中には、
東京と比べればさぞかし涼しかったでしょうと、
移住後の快適な暮らしを夢みて、早く移住したいな〜
こんなに暑い東京はもうごめん。早く佐久へ避難したい。
なんて考えてる人もいらっしゃるのでは??

しかし!
残念ながら、佐久も例外ではなく
今年はほんっっっとに暑かったんです!
佐久で長年暮らす地元の人に聞いても、誰もが今年の暑さは異常だったと口を揃えます。

ということで!ようやく本題。

実際のところ、
この夏、佐久はどれだけ暑かったのか、東京と比べてどうだったのか、
データで振り返ってみました。

詳しい説明の前にまずはデータをご覧いただきましょう。
下の図は、今年7月-8月の佐久と練馬の気温です。
東京は移住前に長年暮らした杉並で比較したかったのですが気象観測所がない為、
近隣の練馬を選びました。

図1

佐久気温2018夏.jpgのサムネイル画像
練馬気温2018夏.jpgのサムネイル画像

そして次は、
それぞれの地点でこの夏の最高気温を記録した日をピックアップして
1時間ごとの気温変化を比較したもの。

図2

佐久練馬一日の気温.jpgのサムネイル画像

いかがでしょう?
何かお気づきでしょうか?

注目すべき点をまとめるとこうです。

1)佐久も35℃を超える日が何日も続き、日中は東京と似たような暑さになる。
今夏最高は佐久で36.7℃、練馬で39.6℃を記録。(いずれも観測史上最高気温を更新!
約3℃佐久が低いとは言え、体温を超えた気温はどちらも異常な暑さに変わりなし!
参考に、長野県内最高は南信濃38.5℃(7/24)同じく長野38.5℃(8/22)
東京都内最高は青梅40.8℃(7/23)練馬の39.6(7/23)は都内2位。
※地名はいずれも気象観測所名

2)東京と佐久の違いは最低気温にあり!
どんなに暑い日でも朝までにしっかり気温が下がり、25℃を超える熱帯夜は一日も無い!
日中36.7℃を記録した7/15のデータの通り、寝苦しいのは夜11時まで、
それ以降は扇風機や窓開けで十分快適に朝まで眠れます。

図1では、
佐久の最低気温(青線)が25℃より超えることがないのが分かります。
常に最高気温(赤線)との差が大きくグラフ全体が上下に広い。(日中の気温差が大きい
対して練馬のグラフは最低気温(青線)が25℃のライン付近にとどまり、
グラフ全体の上下差が詰まって(日中の気温差が少ない)全体的に25℃から上寄りにまとまっています。
(結果的に平均気温(黒線)は25℃前後で推移する佐久に比べ、練馬は常に3〜4℃高め)
図2を見ても、
練馬は深夜から朝方になっても30℃近くあり、
寝苦しい暑さのまま日の出を迎えることが分かります。

つまり、
佐久も日中は暑い!
ただし、暑いのは夕方まで。朝晩は涼しく熱帯夜知らず。
ということです。

日中の熱をクールダウンしてくれるのは、
土や草木、森や雑木林、田んぼに畑、
そして周囲を囲む山並みと、そこから流れるたくさんの川。
ヒグラシが鳴き出す頃には暑さがやわらいでいきます。

そんな自然に恵まれた佐久は、
やっぱり東京の夏と比べればはるかに過ごしやすい。と言って良いでしょう。

※注)佐久は市街地から山間部まで居住地の選択肢は豊富です。
どこで暮らすかによっても体感温度はかなり違います。
家が密集した市街地で風通しが悪いと、エアコンは必要みたいです。
今年の暑さでエアコンを買った、なんて話も実際耳にしました。

移住に際して空き家をリフォームする際、
地元の工務店の方がおっしゃったひと言に感動したのを良く覚えています。
「こっちはエアコンなんて要りませんよ、夏でも窓を開ければ十分涼しいから」
さすが信州!、やっぱり涼しいんだなぁと。
エアコン嫌いの私は嬉しくなりました。

なので、我が家にエアコンはありません。

ちなみに、
上記佐久の気温データは佐久市街地で観測されています。標高は683m。
我が家は佐久市の西端、蓼科山山麓に近い里山にあり
標高は750m。観測値に比べて1〜2℃気温が低い地域です。

ただ、それでも今年の夏は暑かった。
この異常なほどの暑さは、確かに堪えました。
2階の仕事場は屋根からの熱もあって、扇風機だけでは正直辛かった。
風が吹かない猛暑日は昼間ぐったりで仕事にならず、
この時ばかりはつい「エアコンが欲しい...」と頭をよぎり、
とうとう温暖化で「さわやか信州」も崩壊か...と、ショックを受けました。

暑さで外へ出る気になれず、今年は庭の手入れも後回し。
お陰で庭は雑草伸び放題の有り様に。

暑い日は、窓もカーテンも開けず閉め切って日暮れを待ちました。
木造のボロ家ですが、窓の断熱にはお金を惜しまずリフォームしました。
既存の古いアルミサッシの内側にペアガラス入りの樹脂サッシを入れたので
いわばトリプルガラス仕様。
断熱カーテンと合わせれば、窓は全部締め切る方が日中の室温上昇を抑えられます。

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↑猛暑日のリビング(左面が東、奥は南を向いています。)
東の窓からは日の出と共に陽差しが当たり室温が上がります。
カーテンを空け、網戸にするのは日が暮れる頃。風を通せば夜は快適です。
天井のファンと、廊下の冷たい空気を取り込むサーキュレーターはほぼ一日回しっぱなしでした。

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↑暑くて辛い日は1階の和室が避難場所
ひんやりした畳の上でゴロゴロしながら仕事...。今年はそんな日が多かった。
さらに扇風機を回して過ごせばほとんど汗をかきません。

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↑夏の間は窓辺に寄りつかなかったバティーも9月後半になると日向ぼっこするようになりました。
網戸にすれば庭から心地よい風が入ってきます。

......

さて、いかがでしたか?

日中も含めて佐久の夏は涼しいよ。と言えないのは残念ですが、仕方ありません。
今年の異常な暑さは全国的。
北海道ですら35℃を超えたところがいくつもあったんですから。
それでも夜にしっかり冷えてリセットしてくれるのは、都市部と田舎の大きな違いです。
自然が豊かに残っていることに改めて感謝です。


これがなくなったら... その時はもう地球は終わりですね。
気づけば、前回の記事では、「今年の冬はホントに寒かった!!」なんて書いてますし、
異常気象は今後も続くのでしょうか??
そうならないことを祈るばかりです。

最後に、この夏の楽しい思い出を紹介しておわりにします。

イラストは8月2日に行った川遊びの様子です。
35℃になろうかという猛暑日、バティーを連れて近くの渓流へ出掛けました。
2歳を過ぎたバティーにとっては初体験。
木々に覆われた川辺は涼しくて快適でした。
最初は勢いで水に入ったバティーも澄んだ冷たい水と、
慣れない川の音に戸惑って、少し遊んだらいそいそと上がってしまいましたが、
楽しいひとときを過ごしました。
来年の夏はカヌーに挑戦しようと思います。

今回も長いブログを最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは次回をお楽しみに〜。(っていつ!?)
バティーと川遊び統合.jpgのサムネイル画像

えふで

えふで

長野県佐久市

東京杉並に長く暮らしていましたが、山の見える自然豊かな土地での暮らしを求めて2016年3月に50才で信州佐久の里山へ移住しました。 目下、絵本作家を目指すグラフィックデザイナーとして田舎暮らしに奮闘中。 家族は妻と愛犬バティー。築35年の空き家を改装した家で草木と田畑に囲まれて暮らしています。 田舎暮らしを検討中の皆さまのお役に立てるよう、移住先探しから移住後の暮らしまで、絵と写真とデザインを駆使して情報発信していきます。 ブロガー名の「えふで」の「え」は絵・縁、「ふ」はフォト(写真)・ふるさと・ふれあい、「で」はデザイン・出会いの意味を込めました。どうぞよろしくお願いします。

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