焼畑蕎麦苦楽部のクッキー

2020年3月4日号

協力隊の池田です。

今日は、向山日添で活動している「焼畑蕎麦苦楽部」のクッキーづくりにお邪魔しました。

椎葉の中でも北西部に位置する尾向地区は、椎葉の中心部から40分~1時間ほど離れていますが、神楽や焼畑などを地域全体で積極的に取り組み、Uターン者も多く活気のある地域です。

尾向地区でも奥深い向山日添地区は、日本で唯一焼畑を続けてきた農家さんを中心に「焼畑蕎麦苦楽部」として、1年を通して焼畑や雑穀、植林など農林複合型の暮らしと文化を継承しています。

その中でも最近始まった、加工部の雑穀クッキーづくりを紹介します。

焼畑の地で育まれた、稗(ひえ)、粟(あわ)、蕎麦(そば)、山の恵みの桑の葉(くわのは)、蓬(よもぎ)を使って5種類のクッキーを作っています。

材料は、すべて国産で生産者がはっきりしているものを取り寄せているそう。卵やバターなどを使っておらず、雑穀や桑・蓬の風味がしっかりします。

20200303_蕎麦苦楽部クッキー1.jpg

稗と蕎麦は、塩味のクラッカータイプ。さくさくとした触感とそれぞれの香りがあとひくおいしさです。

粟は、ほんのり甘く、かりっとした触感で、万人受けするおいしさ。

桑の葉と蓬は、甘さの後にそれぞれの風味がしっかりとしていて、健康を意識する女性に人気です。

20200303_蕎麦苦楽部クッキー2.jpg

作っているのは「焼畑蕎麦苦楽部」メンバーとして活動するOさん。数年前に向山日添の神楽に惹かれて名古屋から移住してきました。クッキーづくりだけでなく、山の手入れ作業やイベント出展など「焼畑蕎麦苦楽部」の活動に参加しながら、山の暮らしを学んでいます。

椎葉村の焼畑については、5年前に世界農業遺産認定地域としても認められ、今後の活動も注目されています。雑穀クッキーを通して、若い世代や食に興味のある人たちにも、焼畑のことを知ってもらえる機会になれば、と思います。

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椎葉村

椎葉村

宮崎県北部広域行政事務組合

日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の96%が森林地帯であり、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 10の地区からなり、それぞれ景観、言葉、人の性格に特徴があって、合衆国のような村です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。

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