放課後+子ども+男の人=おにごっこ

2020年1月9日号

20190909椎小学童鉄棒

昨日は、椎葉小学校の放課後子ども教室に行ってきました。

「放課後子ども教室」って?

学童のような、でもちょっと違う。それは子どもの世話をするのでなくて、「居場所」を提供するだけ。

スタッフの方は地域のお母さん方二人。すごーく勉強を教えるわけでも、「~しなさい」というわけでも、一緒に外遊びするわけでもない。

でも、椎葉の子どもたちは自分たちで行動して、それをにこにこと見守るのが大人なのです。

初めて放課後教室に行った日。雨で、遊べるのは何もない室内だけ。それでも、思い思いの場所で好きな本を読んだり、倒立や腹筋ごっこ、友だちと体を使って遊んだり、手遊びをしたり。3時間、誰も泣いたりけんかしたりすることなく、和やかに終わったのです。

ゲストの存在

今日は、来村中の20代の男性と、昨年秋に椎葉に移住した同じく若い男性を連れて行きました。子どもたちは、一瞬「!?」という顔をしてみた後、男性たちに興味津々で質問攻め。宿題をやりながらも気になって気になって、いつもよりだいぶにぎやかになってしまいました。

椎葉村には、高校・大学がなく、身近にいる男性というと、自分のお父さんくらいの年齢です。若い男性というだけで、男の子も女の子もそわそわするのは、なんとなく伝わりました。

エンドレスおにごっこ

宿題の後、グラウンドでおにごっこ。大人がおにになると、喜々として逃げえる子どもたち。どの子もすばしっこくて、つかまえても、すぐまた解放されてしまう(氷鬼だったのです)。大人が疲れてきたころ、、、

3年生の男の子が「僕も鬼になる」。その子はどんなに疲れても走るのをやめません。他に鬼になってくれる子も出てきて、なんとか鬼が勝利。すると、今度は別の子どもたちが「鬼やる」。

こうして、寒くなるまで2時間近く鬼ごっこを楽しみました。

全学年で50人くらいなので、年齢関係なく、その場にいる子どもが楽しめる遊びをえんえんとやります。勝っても負けても、子どもたちにとってはみんなで遊べることが楽しいし、遊びの中で自分らしさを発揮しているのです。

椎葉の子どもの姿

埼玉で小規模の学童や保育園にいたこともありますが、子どもたちは元気でかわいいけれど、どこか満ち足りていないのか、自分の要求を何が何でも通そうとしたり、大人に求めるものが多かったり。だから、保育=子どもたちを満たす、という側面もありました。

椎葉の子どもたちは、決して我慢しているわけではなく、言いたいことを言いながら、和気あいあいとしているのです。

都市部の子どもと椎葉の子どもを比較して優劣をつけるつもりはありません。子どもはいつでもどこでも同じ子どもであって、その子どもたちがイキイキしているかは、周りの大人や環境によるのではないか、と思っています。そういった意味で、椎葉の子どもたちは、地域の大人から愛されながら、自分のペースで行動できる自由も与えられ、人に対する信頼と物事への興味を持ちながら成長している「昔ながらの子ども」といった感じかもしれません。

いろいろな情報や生活の変化は、この椎葉の山奥にも届いているのですが、あまり振り回されずに、今しかない子ども時代を楽しんでほしいなあと思っています。私も椎葉の子どもたちと関わることで、エネルギーをもらっています。

椎葉村

椎葉村

宮崎県北部広域行政事務組合

日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の96%が森林地帯であり、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 10の地区からなり、それぞれ景観、言葉、人の性格に特徴があって、合衆国のような村です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。

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