みんなで作る松尾神楽祭り

2019年12月05日号

協力隊の池田です。

神楽が各地区で始まり、寒さが一段と厳しくなってきた椎葉村。

今日は、11月末に行われた松尾の神楽祭りを紹介します。

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(椎葉のマチュピチュ風景として有名になった松尾の棚田。晴天の神楽日和です。)

椎葉村には、神楽が継承されている26の集落があり、それぞれに神楽が行われていますが、年々の人口減少に伴い、その継承や神楽の実施が難しくなっているところもあります。

松尾地区では、「畑(こば)・鳥の巣」「水越」「栗の尾」という3集落でそれぞれ神楽が行われていましたが、3年前より松尾地区全体として「松尾神楽祭り」を行っています。

集落出身者だけでは神楽の舞い手が足りなくて、神楽をやめるかどうか、、という話が出ていた時に、公民館長より、続けていくための方法を考えよう、という声があり、松尾地区の青年団・青年団OBが手分けして各集落に通い、ベテランの皆さんと交流を深めながら神楽を教えてもらうことになったのです。

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本来なら集落の人で集まり神事として順に舞っていく神楽ですが、3地区合同で演目もをそろえ、隣の地区のゲスト神楽や、地区の太鼓演奏も入って、見どころたくさんにぎやかな演目です。

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(次の出番を待つ舞い手たち)

注目は、小学生の活躍。神楽の舞い手も、太鼓の叩き手も、大人顔負けのパワフルさ、真剣さがあり、歓声とおひねりが飛び交います。そのそばで、小さな子たちは目をきらきらさせてお兄さんお姉さんの姿を見ています。

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(小さな叩き手も真剣!この日はたくさんの演目で活躍でした)

そして、見ているお客さんによる囃し(掛け声)や唄も素敵です。ベテランのお母さんたちは、最初は恥ずかしがってマイクを遠慮するのですが、いざ唄い始めると、しみじみ、本当にいい声で唄います。神楽が神事であり娯楽であることが、松尾神楽で本当によくわかります。

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(最後は、舞い手も地区の人たちもみんなで、龍を雲の下で。)

今年の神楽には、全国から4名、地域に関わりたい、神楽を知りたい、という想いを持って集まってくれた方々がいました。準備から本番、その後の片づけまで、一緒に過ごして地元の人の暮らしを体感する。地元の人は、椎葉の暮らしに憧れている人たちの存在を知る。松尾神楽の継承は、これからも続いていきます。

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椎葉村

椎葉村

宮崎県北部広域行政事務組合

日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の96%が森林地帯であり、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 10の地区からなり、それぞれ景観、言葉、人の性格に特徴があって、合衆国のような村です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。

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