「地方移住」という選択

人生には大きな分岐点がある。

どこに進学するか、進学せずに働くか。

どこに就職するか、起業するか、

はたまた引きこもるか。

この人と一生を添い遂げる覚悟を決めるか、

優雅に独身を楽しむか。



腹をくくって自分の家を建てるか、

中古で買うか、

気楽に賃貸のままでいくか。

生きていれば誰もが、

大きな決断を迫られる場面と出くわすはずだ。

誰から聞いたのかよく覚えていないのだが、

私が常に意識している言葉がある。



日常の小さな決断は、よく吟味し、よく考えて決断せよ。
人生を左右する大きな決断は、直感に従い、即決せよ。


やらなかった後悔より、

やってみての後悔の方が何倍もいい。

都会での生活に満足していて、

田舎暮らしになんて興味を持ったことも無い、

という方は恐らく今この文章を読んでいないだろう。



今このページに来ているという時点で、

多少なり"地方移住""田舎での生活"に興味があるか、

都市部での息苦しい日常にストレスを感じているはずだ。

そして安心していただきたい。


新聞各社のアンケートや、

NPOや自治体などのアンケートでも、

都市部に暮らす"若い世代"及び"働き盛り世代"の50~60%が


いつかは田舎で暮らしてみたい

地方移住に興味がある

田舎暮らしに憧れがある

と答えているのだ。

地方移住に対しマイナスではなく、

プラスな反応を示している、

という事実。


アンケートなので多少誘導、

誇張されていることを加味しても、

3人に1人は田舎暮らしに"興味"はある。

言い方を変えると、皆、

「都市部での生活に不安や疑問、閉塞感を抱いている」のだ。


そりゃそうだ。

現代日本の都会はストレスフルが過ぎる。

異常に高い自殺率、

増え続ける離婚、

いじめはより陰湿に日夜進化し、

国民の半分がガンを煩い、

ニートに引きこもり、

選挙に行かないどころか家から出ようともしない若者、

異性との関わりすら拒絶し、

終日モニター画面にかじり付く新種の人類、

どう考えても、張本人の問題ではない。

社会の問題だ。


私は約10年間、都会でそれなりにバリバリ働いた。

起業に結婚、離婚に再婚、

プチ海外移住やNPO設立など、

それなりに色々やってみた。


「リタイアしたら田舎で暮らしたい」

という希望を胸に都会で頑張ってきたが、

リタイア出来るほどの貯金や不労所得を構築していたら、

それこそ老後になってしまう。


よぼよぼのジジイになってから宮崎に移住しても、

満足に波乗りなんかできないだろう。

子供と川遊びなんてしたら、

一撃で心臓麻痺だ。

田植えや畑仕事は腰が辛いだろうし、

走り回る大型犬を楽しく散歩させてやろうと思っても

引きずられるのが関の山だ。

それは無残だ。

若いうち、

体が動くうちでないと意味がない。

大きな決断は直感で

という行動信念に従って、

2名で募集がかかっている「地域おこし協力隊」に夫婦で応募した。


移住を決行して数ヶ月が経った今、

心の底から「本当に来て良かった」と思っている。

妻もチビも、毎日とても楽しそうに暮らしている。


たまたまご近所さんに恵まれ、職場の方々に恵まれ、

息子の学校の先生にも恵まれただけかも知れない。

運が良かっただけかも知れない。


でも、巷で言われている、

田舎は閉鎖的、排他的

村八分にされる

不便

こんなもの、大嘘ばかりだ。

少なくとも私たちが移住した"ここ"では。

都会の会社にだってイジメもリストラもある。

閉鎖的で排他的な会社なんて未だにたくさんある。

お上に口答えしただけで腹を切らされてた時代だってある。

そんなに村八分が怖いなら無人島に移住すればいい。

せっかく外部から移住して来たのだから、堂々と

ヨソモノ」で居よう、と私は今思っている。

見ず知らずの地方に飛び込んで生きていくためには

「出る杭打たれてやろう!」

くらいの気概は必要なのかも知れない。


でもその気持ちさえあれば、

人間はどこへだって行けるし、

どこでも暮らせるはず。


実際の日常や、

具体的な生活ぶりに関しては、

このサイトのブログをご参照頂きたい。

移住家族〜いなかぐみな暮らし〜


フェイスブックやインスタグラムも併せて見てみていただけると、

もっと生活感があるかも知れない。


最後に、

素晴らしい詩を紹介するので、是非目を通してみて欲しい。

私の無駄に長くだらしのない駄文より、何倍も説得力がある。

今の日本人の心には、強く響くはずだ。


2019年09月 宮崎県延岡市北浦町 
地域おこし協力隊 
田村 雄貴

「この時代に生きる私たちの矛盾」  ジョージカーリン

ビルは高くなったが、人の気は短くなり

高速道路は広くなったが、視野は狭くなり

使うお金は増えたが、得るものは減り

たくさん物を買ってはいるが、楽しみは少なくなっている

専門家は大勢いるが、問題は増え

薬は増えたが、元気な人は少なくなっている

猛スピードで運転し、すぐ怒り

夜更かしをしすぎて、起きた時は疲れすぎている

持ち物は増えたが、自分の価値は下がり

長生きするようになったが、長らく今を生きていない

喋り過ぎるが愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

月まで行き来できるのに、近所同士の争いは絶えず

急ぐことは学んだが、待つことはできない

たくさん書いているが、読むことはせず

多くのコンピューターを用意しているのに、コミュニケーションはどんどん減っている

ファストフードで、消化は遅く

体は大きいが、人格は小さい

夫婦で稼いで、離婚が増え

家は良くなったが、家庭は壊れている

忘れないでほしい

あなたの愛する人に、こころを込めて

「愛してると」と言うことを

忘れないでほしい

もう会えないかもしれない人の手を握り

その時間を慈しむことを

決して忘れないでほしい

人生はどれだけ呼吸し続けるかで決まるのではない

どれだけ

「心のふるえる瞬間」

があるかだ。

*「この時代に生きる私たちの矛盾」 一部抜粋

延岡市

延岡市

宮崎県北部広域行政事務組合

延岡市は、東九州地域の中心的都市として、旭化成を中心とする工業集積をはじめ農林水産業などの多彩な産業を有するとともに、海・山・川の自然に囲まれ、歴史的には内藤家七万石の城下町として栄えてきた、産業と自然や歴史・文化が調和したまちです。

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