【へれた】ろうか

*本日、生きた証*
 終日:谷干城ミュージカルではっするはっする

れっつ・らくがき

破りましたか、フスマ。
子どもの頃は外で遊びまわるか、家ではひたすら絵を描いて過ごす日々でしたが、元気が有り余っているのに雨が降っていたら、和室で兄たちと柔道ごっこをしていました。
彼らが少年柔道を習っているのを見て長らく憧れ(結局自分は入門できなかったのですが)、道着代わりに羽織ったはんてん姿で投げられたり、投げたり。
障子はない家でしたけれど、フスマは......破ったかもしれない。 ごめん、親。

フスマといえば。

チビッコがやらかしがちなことといえば、ブスブスと穴を開ける以上に、ラクガキをしてしまう事も多いかもしれませんね。

でも気持ちは大いにわかるのです、家や学校の壁一面がキャンバスで、どこでも何でも描けるとしたら夢のようだと。

わくわく

"ラクガキ"は一般的に、子どもが紙の上で遊ぶ以外は『あまりよろしくないもの』とみなされることが多いですね。
例えば壁にスプレーするとか、中高生が学習用ノートや教科書に描きつける、とか。
一方で、「自分は絵心がないから」と美術の授業だけでなくラクガキですらペンを握りたがらない人がいたりします。

でもラクガキってもっと、自由で、クリエイティブで、しかも人と人とをつなぐコミュニケーションツールにもなるんでない?

はじまりました

という発想に基づき、ビジネスや勉強、生活の中に取り入れることで、学びや想い・アイデアを書き留めるのはもちろん、さらにそれを深めたり、自分自身とじっくり向き合ったり、他者との対話を活性化したりしちゃおうよ!

まずペンを持とう

そんなデザイン思考などの発想法と組み合わせ、観察力・想像力・表現力を高める手段としてのラクガキ="エモグラフィ"を提唱し、近年各分野から注目を集めているのが、大手企業に務める傍ら精力的に外部で活動されているデザイナー・タムラカイさん。
(ちなみに"エモグラフィ"とは「Emotion(感情)」+「Graphy(記録法)」を組み合わせた造語です。)

日本全国はもちろん、先日はサンフランシスコでも講演を行ってきたというタムカイさんが、なんと! 

土佐町に来ーるー!

てんで、またまた片道2時間弱かかるドライブをしてまで、ワークショップに参加してわけであります。

こんなん描いてました

とにかく。

翌日でも興奮が残っているくらい、終始ワクワクしっぱなしで、4時間という長丁場のはずなのにあっという間に過ぎてしまうくらい。

さすが数々の講座を開催してこられているお方だけあって、レクチャーと作業のバランスが絶妙で飽きることがありません。
ワークの例としては上記の写真、「喜び・悲しみ・怒り・驚きの感情を表す4本の線を描いて見よう」というもの。

みんな違ってみんな良い

これからも分かる通り、タムカイさんの提示する課題には"正解"がありません。
(私が描いた、上から2番目の「悲しみ」はひたすら底まで落ちる、てことで裏面まで至ってます。)

そもそも"絵心"なるものは単に「上手く描ける能力」だけを指すのでなく、「絵を通じて表現したい/理解したいという気持ち」も含むから、"全ての人が持っているもの"だと捉えられるのだそう。

未来も描ける

今の自分の状態と、未来(理想)の状態をイメージし、その実現の過程に「何が起こるか」≒「何をすべきか」を未来から逆算して描く......というワークも、目標設定に非常に役立ちました。

こんなん描けたら
楽しいろうな

もともと、タムカイさんはデザイナーとしてクライアントと話し合う際、言葉/文字だけではイメージが十分に共有できていない、発想も停滞している......と課題を感じていたことから、会議や講義などをライブでイラストに記録する「グラフィックレコーディング」を行っていたといいます。

そこから、どんどん"ハッピーラクガキライフ"の普及活動が広がっていたそうですが、とにかく子どもも大人も分かりやすく、始めやすい! の一言につきます。

なう。

ちなみにこちらは、今の自分(状態・気持ち)を線で表現したもの。
(イメージは高知の自然や出会いに感謝、かな。)

昔からラクガキ好きの自分にとって、参加者としても心から楽しんだ/発見があったのはもちろん、ワークショップやイベントの企画・運営の立場からも学ぶところが沢山あった、超充実の時間でありました。

ワークでせっかく描いた未来予想図兼目標設定シートの内容からも、【へれず】に進んでいけるように頑張りたい......なと。

てんで本日の高知ことば【へれる】は、【的から外れる】や【進むべき道からずれる】という意味で使われる土佐弁です。
 例)私がやるといつも【へれる】き、ボールはあんたが投げてや。

ほんじゃ。 に。

たっちー

たっちー

高知県四万十町

2016年8月より四万十町地域おこし協力隊に着任した、文系院卒の元日本語教師(28歳・独身・女)。前職の経験を生かし、「子ども」や「学校」をキーワードとしたイベントの企画・運営に奮闘する。 また着任以降、「高知ことば」を一記事につき一語取り上げながら、日々の活動を綴るブログを毎日更新中。四万十の人と自然、文化をより広く発信せよ! とのミッションのもと、2017年1月より「田舎の暮らし方」ブログの執筆を担当。 過去の投稿はこちら「日本語教師の高知ほうろうき」http://taccis.blogspot.jp/

コメント

この投稿者の移住ブログ

高知県四万十町(しまんとちょう)の移住ブログ