鉄も【てっしり】

*本日、生きた証*
 AM:事務作業ぽちぽち
 PM:続々打合せ
  夜:チャップリン劇場

シゲキテキ

どもども、たっちーです。

大事にしてますか、じいちゃんばあちゃん。
小さい頃から、一見怖そうだけど優しいおんちゃんを探り当てる嗅覚(?)は優れていましたが、実は「おじいちゃん」という存在に憧れがありました。
年の離れた末っ子、親も結婚が早いほうではなかったこともありますが、そもそもどちらの祖父も病気で兄が生まれる以前に亡き人となっていたためです。
しかし地方に移住した今となっては、これまでの不足を一括後払いするかの勢いで日々、愉快なじいちゃんらぁとの絡みがあり、楽しませてもらってます。

じいちゃんといえば。

人口の少ない地域のじじばば、あるいはひいじいちゃん、ひいばあちゃんらの世代の多くは、血が繋がっていようといまいと、近所の子どもたちがどこの誰の子かをよく把握していますね。
とりわけ、自分の孫・曾孫と離れて住んでいたり、成人してしまっている場合、赤ちゃんの存在が目に入ればニコニコと近づいて声をかけ、赤ちゃんが笑えばさらにニコニコ。
子どもを抱いた親もニコニコ、ちょいと思春期中の高校生も横目でちらちら。

そうした異世代がひとつの場所で同じ時を共有する交流の場って、平和や幸せな世界の象徴として描かかれるけれど、実際に出くわす機会はさほど多くない気がします。

にんやかにんやか

昨晩参加した土佐町の座談会「あこの空間デザインを考える」は、まさにその貴重な場になっていました。
プログラムとしては、京都造形芸術大学の先生によるコワーキング/コラーニングスペースの事例について講義がなされたのち、小グループに分かれ、先ごろオープンしたばかりのコミュニティスペース(かつ当時の会場)「あこ」の場づくりについて自由にアイデア出しをするというもの。

以前お総菜屋さんだったというこの場所は、必要最低限の机と椅子、棚を除けば今はほとんど家具がなく、がらんとした空間。
はじめこそウーンと頭をひねっていた参加者も、ひとつふたつとアイデアが出るうちにお互い頭が刺激されたのか、「とびきり楽しみにしているお出かけの日、空のお弁当箱に何をどんな風に詰めこもう?」と考えるようなワクワクした表情になってゆきます。

くりえいてぃぶ!

町の内外から、生後2カ月の赤ちゃんから小学校に上がる前のちびっことその親、嶺北高校の生徒からまちづくり団体関係者、施工業や建築士、地元のおんちゃん・おばちゃん......
それぞれの立場や視点から、様々な意見や首長が飛び出してテーブルは白熱、あっというまに時間いっぱいとなり、各グループの代表者が概要を発表しました。

どこも1分の制限時間に収めるのに苦労するほどクリエイティブなアイデアであふれていましたが、実はその内容以上に、発表者の4/5が高校生だったことに驚き。
大人の参加者が大多数を占めるなか、皆、少々緊張しながらもしっかりまとめて話せていて、感心ですわ......。

IN&OUT

(アイデアだけでなく、発表という行為や場の雰囲気も含め)アウトプットが良質となるためには、インプットも良質である必要があります。

グループワークに先駆けて先生から紹介された事例は、どれも現場を訪れてみたくなるような画期的・創造的な空間ばかりで、デザインや建築の造詣の深くない人にとっても分かりやすい解説。
各分野の専門家を呼ぶタイプの講義って、専門性やスピードが参加者の理解や知識レベルを超え白けてしまうことがままあるから、今後自分が企画を立てる際には発表者・講師との打ち合わせと内容設計を綿密に行わねばならんですな。
GO! GO! 打ち上げ会場

わかっちゃいるけど、案外できんこと。

さて肝心のデザインのツボといいますと、家具やキッチン、柱の位置や形といった目先の"モノ"をこねくり回す前に、はっきりさせておかねばならないのは以下のこと。

「何をする」ためにどんな「場」が必要か?

どんな場所であれ、活動目的を明確にしないかぎり、一見オシャレでも誰の満足も得られない空間になる危険性があるって話ですな。

宴のあと

作る・集まる・対話する・情報交換する・発表する・集中する・発信する......

それぞれの空間にそれぞれの利用者が複数いるのだから、誰もが100点をつけるひとつの決まった正解はないでしょうけれど、目的が細分化されれば、その実現にドンピシャの手段はきっとあるはず。

ちなみにうちのグループで先生から高評価を得たのは、ママの意見から生まれた「子どもを目の届く範囲に置きながら作業ができたら」という目的を、「ドーナツ形のテーブルの内側は子どもの遊び場、外周に椅子を並べて保護者はお仕事☆」と実現する"大きな円卓"でした。
今日は窪川高校でも
一仕事したアピール

ほんで、おべんきょの後はお待ちかねの交流会は、須崎在住のご主人が営む海鮮が評判の居酒屋「りぐる」さんにて、またまた素敵なご縁が広がりました。
「出会う」「つながる」の目的達成の一助となったのはきっと、ほっこり掘りごたつ、そして大皿に【てっしり】もられたピチピチのお魚☆

てんで、本日の高知ことば【てっしり】は【たくさん】という意味で使われる幡多弁です。
 例)あればぁ【てっしり】あったに、もうびっとしか残っとらんのかえ。

"食べる" "しゃべる"の目的に写真撮影の手段は不要とみなし、お料理の写真がないのはご容赦くだされ。大変美味でした。

ほんじゃーに。
たっちー

たっちー

高知県四万十町

2016年8月より四万十町地域おこし協力隊に着任した、文系院卒の元日本語教師(27歳・独身・女)。前職の経験を生かし、「子ども」や「学校」をキーワードとしたイベントの企画・運営に奮闘する。 また着任以降、「高知ことば」を一記事につき一語取り上げながら、日々の活動を綴るブログを毎日更新中。四万十の人と自然、文化をより広く発信せよ! とのミッションのもと、2017年1月より「田舎の暮らし方」ブログの執筆を担当。 過去の投稿はこちら「日本語教師の高知ほうろうき」http://taccis.blogspot.jp/

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