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市民がウミガメ保護
大分・国東 ふ化の見守りや清掃活動

25_国東_和田.jpg▲ふ化後に海を目指して進む子ガメを応援する地元の子供たち
=大分県国東市役所提供

大分県国東市のNPO法人「国東市手と手とまちづくりたい」は、市内の砂浜に産卵に来るウミガメの保護活動を続けている。夏の産卵シーズンにはふ化の見守りや清掃活動などで大忙しだが、関係者は「ウミガメのおかげで地元を思いやれる。今後もできる限り続けたい」と力を込めている。

同市は国東半島の左側に位置する自然豊かな地域。半世紀前までウミガメが産卵に上陸する白砂青松が広がっていたが、近年は地球温暖化や護岸整備の影響で減少していた。

同NPOは、過疎化の進む地域を守って環境保全活動をするため6年前に設立された。ウミガメプロジェクトメンバーは16人で、責任者はNPO法人副理事長の海原明子さん。毎年5~10月、市沿岸53キロ中の砂浜部分を手分けしてパトロールする。ウミガメの産卵の形跡を見つけては卵を安全な場所に移したり観察会を開催。市民らと定期的に海岸清掃もしている。

同市では毎年6~8月、深夜から明け方にかけて1~3匹のウミガメが上陸し、一回に100~150個の卵を産む。砂浜に残されたウミガメの足跡が消えると産卵・ふ化の時期が算出できず保護が難しくなるため、日ごろから地元民との情報交換が欠かせない。「産卵時期は市から出られないほどハードで、若い世代の人手不足が一番の苦労」と海原さんは話した。2017年10月3日夜、ふ化した子ガメの観察会が開かれた。近所の子供や住民ら約200人が、砂浜に出て一生懸命に海を目指す子ガメに「頑張れ!」と声をかけ続けた。海原さんは「子供の歓声やお年寄りが手を合わせて拝む姿、メンバーの笑顔が何よりのごほうび」とほおを緩ませた。【和田圭介】

国東市観光課
〒873-0511
大分県国東市国東町小原2662-1
0978-72-5168
http://www.city.kunisaki.oita.jp/

25_国東_和田.JPG執筆者:和田 圭介
1986年12月大分県国東市生まれ
国東市は六郷満山という仏教文化が有名で、お寺が多い町。
6年前にUターンで帰郷し、過疎が進む地域で元気の良い若者として、商工会青年部をはじめ様々なイベントに携わり活躍している。
https://www.touinryou-sangaiya.com/

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