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古民家をシェアハウスに
広島・東広島 若者を増やし地域活性化

17_広島東_西村.jpg▲古民家の改修作業に汗を流す学生ボランティアら
=広島県東広島市志和町で、2017年12月3日西村容子撮影

美しい棚田の風景が残る広島県東広島市志和町で、地元有志グループが築116年の古民家を「学生向けシェアハウス寺東の家」へ蘇らせる計画を進めている。今春の完成を目指して有志自らが改修作業から資金集めまでを手がけていて「若者を増やして過疎に悩むこの地域を活性化させる拠点にしたい」と意気込んでいる。

グループは大学生や市民ら約10人で作る「空き家彩生プロジェクト~ 寺東の家~」。リーダーは志和町で学習塾を経営する三重県出身の笠井礼志さん(24)だ。6年前、広島大学1年時にボランティア活動で初めて同町を訪れ、自然と人々の豊かな営みに感銘を受けた。翌年に同地域に移り住み「多くの学生に志和町を知ってほしい」と、シェアハウス建設を思い立った。

2016年に長年空き家となっている木造平屋建て古民家があることを知った笠井さんは、家主さんの承諾を得て改修を決意。隣町で工務店を営む井上富雄さん(56)や広島建築系学生団体に協力を依頼し、17年5月から月に1、2回の割合で改修作業ワークショップを始めた。資金はクラウドファンディング(インターネット募金)で約68万円を集めるなどした。昨年12月の第11回ワークショップでは井上さんの指導の下、学生ボランティア約10人が屋根のふき替え作業や床の張り替えに汗を流した。昼食では近所の人の手料理が振る舞われ、交流を深めた。

シェアハウスは全5部屋で3人が入居できる。「寺東の家」は集落の名前から付けられていて、笠井さんは「ここに住む若者が地元に愛着を持ち、出会いや親交を深められる場になれば」と期待している。【西村容子】

17_広島東_西村.JPG執筆者:西村容子
1978年2月13日山口県防府市生まれ。2011年に現在の広島市安芸区へ移住。カイロプラクティックの自宅サロンを展開しながら、健康セミナーなども開催。商工会青年部として、地域の活性化事業に携わる。
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