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純米生原酒が人気
富山・八尾 「ECHOES」

10_八尾_原井_記事内.jpg▲旅先の金沢市でECHOESに出合い「今まで飲んだことのない驚きだった」と購入のため訪れた客(右)に応対する玉生貴嗣社長
=富山市八尾町の玉旭酒造で2018年1月18日

伝統行事「おわら風の盆」で知られる越中八尾(富山市八尾町)の玉旭酒造が、純米生原酒「E C H O E S(エコーズ)」を発売し、通年観光の起爆剤となっている。白ワインのような飲みやすさに加え、日本酒のコクが感じられる新しい味わいで、雪深い冬にも1本の酒を求めて多くの観光客が足を運ぶ。

ECHOESは果実酒のような濃縮された味わい。その秘密は製法と酵母にある。

同社の玉生貴嗣社長(43)は4年前から、地元の休耕田で有機農法の酒米作りに取り組む。この酒米では酒造り全工程に必要な収量には足らず、最初の過程でできる「酒母」を搾りにかける「酒母搾り」製法でECHOESを開発した。また、富山県の花、チューリップから採取された「チューリップ酵母」を使うことで、独特のさわやかな酸味が醸されるようになった。酵母も米も水も地元・富山にこだわり、杜とうじ氏の嶋光国さん(47)も富山出身と「オール富山」で挑んだ。甘味・酸味・うま味の「共鳴」からECHOESと命名。2017年春に発売を始めた。

今シーズンはタンクを3本増設し2600リットルの販売を予定したが17年中に完売。予定量の2・5倍の約6500リットルを製造・販売する。全国の地酒専門店からの注文や観光客らの購入などで、今ではECHOESが売り上げの30%を占める。嶋さんは「2・5倍の仕込み量になるとは」と驚きを隠せない。

玉生社長は「県内外、国内外の人に富山の地酒の魅力を共鳴していってもらいたい」と客層の開拓を期待する。720ミリリットル入り1,728円、1.8リットル入り2,808円。問い合わせは玉旭酒造(076-455-1331)。【原井紗友里、写真も】

おわらの町八尾、玉旭酒造有限会社
〒939-2354
富山県富山市八尾町東町2111
076-455-1331
http://www.tamaasahi.jp

10_富山_原井.JPG執筆者:原井紗友里
1987年12月生まれ。富山市育ち。富山の日常生活に溢れている魅力を世界中に発信したいという想いから、一棟貸しの宿「越中八尾ベースOYATSU」をオープン。富山や八尾の魅力を国内外に向けて精力的に発信している。
http://8-base.chu.jp

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