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ようこそ「星の降る里」に
長野・原村 息のむ天文ショー

7_原_佐宗.JPG▲自身が撮影したオーロラ写真を手にする八ケ岳自然文化園の北原さん
=原村の同園で2018年1月20日

八ケ岳の裾野に広がる長野県原村。標高1300㍍に位置する八ケ岳自然文化園自然観察科学館の副館長、北原芳ほう誠せいさん(50)は全国最大規模の天体観望イベント「星まつり」を企画するなど「星の降る里」のPRに努めている。

北原さん自身が根っからの天文ファン。2003年10月末、この地でオーロラ撮影に成功したのは密かな誇りだ。一晩かけてものにした写真は、名古屋大学で本物と確認された。当時、オーロラが頻繁に観測されたとはいえ、せいぜい北海道までとされた。それが低緯度でオーロラが観測されたと話題になった。

母校の原小学校に天文台ができた1979年ごろから星空に魅入られてきたというからキャリアは40年近くになる。「原村は標高が高く、空気は澄み渡り、街明かりも少ないという天体観測には最適な条件がそろっています」と北原さん。実際、この地で観測され「HARAMURA」と名付けられた小惑星もあるほどだ。自然文化園に併設されているプラネタリウムは映像で学習した後に本物の星空を見るという都会とは違った用途で使われている。

副館長として力を入れているのは、夏の「原村星まつり」。2017年は8月4日から3日間開かれ、全国から天文ファンら3000人が集まった。2泊3日間駐車場に車を停め、車中泊のまま一晩中観測し続ける人も多い。そして夏の約1カ月間にわたって開催される「星空の映画祭」は17年で31回目を数えた。日本で一番標高の高い期間限定の映画館だ。北原さんは「映画のワンシーンに溶け込むような感じで見てもらえれば」と話す。 最近、異変を感じるという。「以前よりも星空が澄んでいないような気がします」。温暖化の影響なのだろうか。いつまでも美しい星空がみられる原村であってほしい。【佐宗利江、写真も】

八ヶ岳自然文化園自然観察科学館
〒391-0115
長野県諏訪郡原村17217-1613
0266-74-2681
9:00~17:00(7月下旬~8月末は18:00まで)
http://www.yatsugatake-ncp.com/

7_原_佐宗.JPG執筆者:佐宗利江
1971年10月原村生まれ、原村育ち。原村は高原野菜で有名な八ヶ岳麓の村。都市部で働いていた経験を生かし、原村で起業。観光連盟役員、商工会青年部等でイベントの企画運営に携わり、地域活性化に努める。
http://arlesflower.com/

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