地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

Powered by 地球の歩き方

ねぷた製作を指導
群馬・千代田 子供たちに郷土の文化

5_千代田_坂本.JPG▲自分たちが作ったねぷたの前に立つ奈良部さん(左から2人目)と高木さん(同3人目)
=群馬県太田市亀岡町の同市ねぷた保管庫で、2018 年1月9日坂本和也撮影

子供たちに郷土の文化を継承して愛着心を育んでもらおうと、群馬県太田市新田商工会青年部は毎年、地元小学校で夏の風物詩「太田市尾島ねぷたまつり」の歴史やねぷた製作を指導している。同部は「小学生に祭りに参加している特別感なども味わってくれたら」と話している。

同まつりは、江戸時代に津軽藩の飛び地領が旧尾島町内にあった縁で1986年から始められた。毎年8月14、15の両日、尾島地区の商店街を舞台に、約1キロにわたって大小のねぷた20基が運行され、約16万人の人出でにぎわう。

青年部が市立尾島小学校5年生にねぷたの授業を始めたのは2007年から。昨年は5月10日~7月6日まで毎週火、水曜日の「総合的な学習」2時間を7回使った。メーンは幅6メートル、高さ4メートルにもなるねぷた作りだ。児童約100人が9班に分かれ、それぞれに青年部メンバーが一人ずつ先生役としてつく。ゴールデンウイークの宿題としてねぷたの絵のデザインを描いてもらうところから始まる。その後、和紙に下がきをし、縁取りに色が混じらないようロウを入れ、絵張りをし、約8週間かけて完成させる。完成後にはねぷたを担ぐ練習もする。

祭りの夜は、実際に法被姿の児童が「ヤーヤードー」のかけ声とともに、作ったねぷたを元気良くかついで会場を練り歩く。奈良部理沙さん(11)と高木聖渚さん(11)は「忘れられない思い出となった」「大人になったらまたやりたい」と振り返った。

青年部長の金谷健一さん(34)は「子供たちが成長して町を出たとしても、この体験がいずれ古里に帰ってくるきっかけになれば」との願いを込めていた。【坂本和也】

5_千代田_坂本.JPG執筆者:坂本 和也
1982年9月12日千代田町生まれ、千代田町育ち。千代田町は、江戸時代には、利根川を利用した水運の拠点として繁栄した背景を持ち、現在ではその豊かな水源を利用した稲作やビール麦などの米麦作を中心とした農業や「植木の里」として全国的にも知名度の高い植木の生産が盛んである。商工会青年部副部長として、地域創生、千代田の祭川せがきなど地域のイベントの陣頭指揮を執る。

特集