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訪日タイ人誘致へ
山梨・峡南 4年間で10 倍に

8_市川三郷_笠井.jpg▲モニターツアーに組み込まれた握りすしグランプリを楽しむタイの観光客(右の3人)
=峡南地区観光活性化実行委員会提供

2017年4月に結成された山梨県南部の峡南地区観光活性化実行委員会(佐久間利和委員長)が18年、訪日外国人(インバウンド)誘致へ本格始動する。親日派で仏教徒の多いタイに照準を合わせ、4年間で18万人と今の10倍の目標を掲げる。同委員会は「魅力ある地元を広くPRし、ビジネスに結びつけて活性化させたい」と意欲を見せている。

峡南地区は市川三郷町、富士川町、身延町、早川町、南部町の5町で構成。同委員会にはすし店や花火会社など自営業者らの会員4人と、企業役員や町議らのアドバイザー6人、自治体や行政機関が後援に名を連ねる。16年の県内観光客約3204万人のうち、同地区は約225万人と県内5 地区中で最低。中でも外国人は約1 万8 0 0 0 人だった。人口減少と経済停滞も続いている。一方で、風光明媚な本栖湖、約2万発の花火が夜空を彩る神明の花火、日蓮宗総本山・身延山久遠寺など観光資源は少なくない。

そこで17年、委員会アドバイザーのつてを頼ってタイのテレビ局に打診。局のクルーと一般国民の計18人を招待し、地区内で富士山の見える場所の案内や握りすしグランプリなどを組み込んだモニターツアーを実施したところ、好評を得た。

このため、18年2月に委員会代表がタイの旅行代理店に行き、満開の桜や富士山の撮影会、神明の花火大会などのツアーを売り込む予定だ。

委員会は活動強化のため、地元銀行に地方創生補助金を申請し、一般社団法人化も視野に入れている。佐久間さんは「観光での街おこしに力を入れ、価値のある地元の風土や歴史を後世に伝えていきたい」と力を込めた。【笠井鈴治】

8_市川美郷_笠井.JPG執筆者:笠井 鈴治
1975年7月、市川三郷町生まれ。市川三郷町は和紙・花火・印章で有名な町。六郷地区活性化協議会、商工会青年部長として、地域の創生やイベントの陣頭指揮を執る。普段はアットホームな町の床屋さん。
http://profile.ameba.jp/reiji-kasai

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