地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

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地域のイベントは見る視点によって受け止め方が変わるので、移住を検討する方は様々な角度から見てほしい。

こんにちは。田舎の暮らし方編集部です。

ここ最近、教育について面白い記事の投稿が多く、それに編集部としてレスポンスしていくとさらに面白い記事が集まっていくという、ウェブならではの好循環が発生しています。もう少しバランスを取った方が良い気がしつつも、子育てはユーザーの関心が高いトピックなのでもう少しエスカレートしてもいいかなと思うので、本日も子育てのお話です。

まずは千葉県南房総地域、鋸南町の花澤さんの記事をご紹介します。

鋸南は大人が本気で遊ぶ町。ぐりとぐらパンケーキ実写版!
https://inaka.arukikata.com/chiba/minamiboso/blog/chiba_minamiboso_04/2017/12/post-17.html

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子育ての環境の良さをPRする自治体は全国的にとても多く、そのPRポイントは私がこれまで話を伺った範囲でこのようなものが多かったです。
・待機児童はゼロ
・保育園は無料、または第二子以降無料
・中学、あるいは高校まで医療費無料
・自然豊かな環境

もう一度言います。子育ての環境の良さをPRする自治体は全国的にとても多いのです。どこもかしこもこのようなPRを最前面に出すので、ユーザーからすると地域を絞り込む決め手にはならないのです。このような環境の良さは事実あるとしても、まずは自分たちの地域に人の目を引く取り組みが必要で、注目されて初めて「待機児童ゼロ」「保育料無料」が効力を発揮するのだと感じています。

ちょうど先月、移住関連の勉強会でお会いした方に

「PRポイントはどこですか?」

と伺うと、

「子育てに力を入れています」

と即答でした。

「具体的にどのような点に注力されていますか?」

と伺うと、

「待機児童はゼロ、保育園は無料、医療費無料」

との回答。

もちろん、本質的には「地域の中の人」に向ける施策ではあるので、そもそも外部へPRできるような目立つものではないと思うのですが、ユーザーが知りたいのはそのような環境プラスアルファの部分だと思うのです。

話を戻しますね。そんな思いを抱いていたときに投稿された記事が、冒頭にご紹介した記事でした。「絵本・ぐりとぐらに出てくる特大のパンケーキを実際につくって食べてみよう」というイベント。本来のイベントの意図を取材したわけではないので、ここからは私の受け止め方という視点でお話をします。

図書館の充実に力を入れている地域はこれまた全国的にも多く、オススメの棚をつくったり在庫を充実させたり、あの手この手で利用者が増える工夫をしているようなのですが、今回のように図書館外で行われるイベントはあまり聞きません。ぐりとぐらを知らなかった子供からすると、本の読み聞かせ+特大パンケーキというダブルのインパクトで興味を引かれ、シリーズの他の話にも興味を示すようになるのではないかなという「図書館へ足を運ぶきっかけ」という見方が一つ。「大人が子供のためにこんなイベントを企画し、地域で盛り上がっている」という認知度が高まり、子育て世代の親からすると子供のため、自分のためにも興味を引かれるという見方が一つ。単純にイベントとして面白く、パンケーキをひっくり返すときにはみんなが息を飲んでスマホを構え、成功しても失敗しても盛り上がるだろうなという見方が一つ。

このような見方から「千葉県南房総地域の鋸南町」という地域が移住の候補に上がってきたときに、「待機児童ゼロ」などの条件が揃っていると、さらに次のステップに検討を進めることができるのではないかと思うのです。ただの面白いイベントではなく、様々な要因を(後付けでもいいので)つなげてストーリーを仕立てていくと、いろんなところに網を張ったり導線を引けたりできますね。ユーザー視点でも「あっ、そういう見方をすれば私にはとても有益な情報だ」と認識しやすくなるはずです。

こういう情報はかしこまって役場のウェブサイトに載せる性質のものではないでしょう。SNSだとつながっている人までで止まってしまうでしょう。だからこそブログで投稿することに意義があると思うのです。

田舎の暮らし方では、これからもこのような地域の面白い情報をピックアップし、独自の視点で移住情報として広く発信していきます。

次回は、先日ご紹介した「地方の教育」について、全国の自治体から寄せられた事例をご紹介します。

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