地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

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移住物語Vol.16 高知県 菊池 祐さん
この地で生き抜く人になりたい

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Vol.16 高知県 菊池 祐さん

「鍛冶屋になる。」と決意し、高知県四万十町に来てから二年が経ちました。毎日師匠の鍛冶場へ通い勉強をしていますが、まともに任される作業はまだ一つもありません。

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一人前の【職人】と呼ばれる日はいつになることやら。自分の技術と勘でモノを作る【職人】に憧れながらも会社員となり十一年、それなりに仕事ができるようになった頃、とても興味を引く求人を目にしました。

【むらに一軒となってしまった鍛冶屋の技術伝承・後継者の募集】

これだ!と妻に相談すると「一度きりの人生だから。」と了解してくれました。神奈川県出身の私と青森県出身の妻、高知県には親戚や知り合いは一人もいませんが二人で頑張ってみよう、と決心しました。

今では、妻は狩猟免許を取得し山を駆け回ったり、地域の婦人会に参加したりと知り合いも多くなり、私よりも田舎の生活を楽しんでいるかもしれません。

【移住者】という括りで見られることは今後も続くと思いますが、早く【地域住民】として「菊池に聞けばこの集落のことは何でも分かるぞ。」と言われる存在になりたいです。

ここ四万十町十和地区にはかつて十軒ほどの鍛冶屋がありそれぞれが得意とする製品があったそうです。くわ、かま、包丁、のこぎり、斧...。その中でも私の勉強している勝秀鍛冶屋は山師の道具である、鉈なたを代々得意としていました。

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私も勝秀鍛冶屋の三代目として鉈を中心としながら、さまざまな注文や農耕具などの修理をこなす地域の為の鍛冶屋を目指します。

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地域の方からも「鍛冶屋が無くなっては困る。」「後を継いでこの地で頑張ってくれ。」と応援を頂きとても嬉しく思います。温かく見守ってくださっている方々に感謝をしながらずっとこの地で、一人前の鍛冶屋になり恩返しをしたいと考えています。

出典元:ジャパトラ(一般社団法人住まい教育推進協会)

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菊池 祐 氏

工業高校卒業後、大手企業に就職。機械加工1級、神奈川県青年優秀技能者を取得するなど順調な会社生活を送るが、鍛冶職人への憧れと自然豊かな環境での生活をするため退職、平成27年4月高知県四万十町に移住。四万十の自然を満喫しながら一人前の鍛冶屋を目指し修行中。

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