地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

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仕事の就き方、つくり方
~和歌山×ナリワイ×暮らし展~

こんにちは、田舎の暮らし方編集部です。

転職サイトの求人を探すときに「地域」というカテゴリーを削除できれば、もう少しみんなの「本当にやりたい仕事」に近づけるのではないかと思う今日この頃です。収入も、他企業と比較するのではなく、その地域での生活水準と照らし合わせることで、これまで見逃してきた大切なものがみえてくるのでは?

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そんな思いを抱きながら、お伺いしたのは和歌山県の移住フェア。今回の目当てはズバリ「和歌山流!仕事の就き方・つくり方」というセミナー(トークセッション)です。社員として就職された方、お店を開かれた方、フリーランスの立場で多岐に渡る活躍をされている方、様々な立場からの「仕事」への思いを伺うことができました。

「あなたの仕事は、都心でやる必要がありますか?」と自問してみる。

よく、「地方は給料が低い」と言いますが、都心部だって大変な仕事なのに給料が安いなんて話、たくさんありますよね。地方で同じ職業を続けた場合の給料の下がり方と住居を含めたコストの下がり方を比べると、どうでしょうか。東京でイタリアンのシェフをしていた金丸知弘さんは、代官山のお店の家賃が「2500万円」と聞いて愕然としたそうですが、現在の和歌山県田辺市(旧龍神村)に開いた自身のお店では、住居兼お店の賃貸料は0の数が3つも違うとか。もちろん一つの指標だけで単純に比較はできませんが、そもそも「稼がないといけない金額」には大きな開きがあるようです。都心に住むことで、自ら生活のハードルを上げている方も少なくないのではないでしょうか。

「どこで」ではなく「どこと」仕事をするのかを考えてみる。

「地方は仕事がない」という不安をよく耳にしますが、単純にそう考えるのはもうやめにしましょう。自分がこれまで築いてきた経験をいかせば、地方にいながらも幅広く仕事ができるという方もたくさんいらっしゃいます。フリーランスのライターとして活躍される前田有佳利さん。Uターンで和歌山に移り住んだ当初は、収入の9割は県外との仕事だったそうですが、3年が経過した現在ではその割合は6割まで下がったそうです(県外との仕事とはいえ、そのうちの1/3は和歌山の案件とのこと)。メインとなる仕事の他にも趣味として「面白い」と思えること(コンテンツづくりなど)をすることで力をつけ、それをきっかけにして仕事に結びつくようなケースもあるのだとか。このように、最初は県外との仕事が多かった状態から徐々に県内での仕事が増えていくことを「グラデーションをつけた移住」と表現されていました。これはライターにのみ当てはまる話ではないですよね?あなたの職種ではどうですか?

「自分のやりたいことは何か」を素直に考えてみる。

東京の大学で農学を勉強していた高木加奈子さんは、大学卒業時に「お酒の造り手」を募集していた酒造会社に就職。「ものづくりを目指すなら地域は関係ない」と思ったそうです。高木さんの職場がある海南市やお隣の和歌山市では他にも一芸に秀でたものづくりの会社も多く、高級なタワシやシームレスのニットなど個性ある商品を生産していますが、最初から「地域」で検索していたら、きっとこのような仕事には巡り合えないのではないでしょうか。本気で「ものづくりがしたい」のであれば、場所ではなく業種・職種で選ぶのも一つという良い事例だと思います。

そして、ファシリテーターを務めていた宮脇淳さんが最後にこうまとめていました。

「地域にある素材を【集めて】【編む】という意味で、地方での仕事は【編集力】が大切だ。」と。

一次産業に従事する方、起業する方、フリーで仕事をされる方、会社に勤める方、どんな方にも言えることだと思うのですが、地域の資源に目を向け、何と何を組み合わせ、どのような形にすると価値のあるものになっていくのか、まずはこういう視点を持つこと。その上で、自分なら地域のためにどんなことができそうか、あるいは自分のやりたいことがマッチしそうな地域はどこか、そうやって仕事を探していくと、漠然と「仕事があるorない」という話にはならないのではないかと思います。

移住においては他にも考慮すべき項目はたくさんあるとは思いますが、「仕事がない」と諦める前に、もう一歩踏み込んだ検討をぜひしてみてください!

~番外編~

先日の高知県のフェアでは、1つの冊子に各市町村の基本情報がまとめられていましたが、和歌山県ではこんなシートが用意されていました。

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興味のある市町村の情報を簡単にピックアップできるこのスタイル!同じフォーマットで比較できるというのは一般の方にとってはとても便利だと思います。また、冒頭の写真でもわかる通り、各市町村のブースが対面形式ではないのも面白いと思いました。立ち話の方が気軽にフラっと寄れますし、詳しく聞きたければ近くのテーブルに座ればいいですしね。このあたり、プロデューサーの経験値を感じます。

WAKAYAMA LIFE~和歌山移住ポータルサイト~
http://www.wakayamagurashi.jp/index.php

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