地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

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移住物語Vol.9 鹿児島県 村上 裕希さん
豊かな自然と温かい人に囲まれて

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Vol.9 鹿児島県 村上 裕希さん

今から八年前、当時まだ結婚前の妻と初めて奄美大島を訪れました。

ありのままの自然も素晴らしかったのですが、何よりもその時に出会った島の方々が皆温かく、初めての地とは思えないほどの触れ合いがあり、故郷に帰ったような感覚を覚えたのが印象的でした。

それ以来、毎年のように訪れ、次第に私達にとって奄美は特別な場所になってゆき、五年前には結婚式も奄美で挙げ、いつしか〝住むところ〟として意識するようになりました。

妻とも奄美移住は違和感なく自然な発想でしたが、子どもを持つごく普通のサラリーマンが、生活を顧みず勢いだけで移住するわけにもいきません。

ただ、考えれば考えるほど、奄美で家族と暮らし、子育てをしたいという気持ちが強くなっていき、思いつく様々な方法を検討していたタイミングで、龍郷町の地域おこし協力隊の募集を知り、好きな地域に貢献するという魅力に惹かれ応募、昨年十一月に移住となりました。

20170317172521-82c705cdfb7eb23e5f90e926857954fd249aa3de.jpg▲ 今井権現から

豊かな自然と温かい人に囲まれて

憧れの地での日々

現在私たちは、龍郷町の秋名集落に住んでいます。過疎化が進む地域として秋名に住んで活性化に向けた活動をすることが募集要項の一つだったのがきっかけですが、ここに住めたことを非常に感謝しています。

海・山・川に囲まれ、南国では珍しい田園風景、希少種のアマミノクロウサギやルリカケスを近所でも目にするなど豊かな自然が残り、夜も静かで虫やカエルの声を聴きながら眠りにつけることにいつも癒されています。

また、集落の方々はとても温かく、特に皆さんからは息子を可愛がって頂き、都会では考えられないほど自由に子育てをさせてもらっています。野菜作りだけでなく、素潜り漁やイノシシ猟をする方もいて、食も豊かです。

ゆくゆくは自分でも食材を調達できるような生活が出来ればと思っています。

20170317172210-8d340c0ac15543e4ae3b32501f0db606d0f4cfca.jpg▲ 趣味のサーフィンも楽しまれています。

定住に向けて

私たち家族の夢は奄美に定住することです。龍郷町の協力隊は私が一人目で、どの様に活動していくかを役場や集落の方々と相談しながら進めており、まだまだ試行錯誤の日々、仕事に関しては希望と不安の日めくりカレンダー状態ですが、現在の活動を通して生業を作っていきたいと思います。

そして、子どもを独り立ちさせた時にやっと、「定住できたな」「夢を実現させたな」と実感できるのではないかと思います。現時点で考えていることは、三年間の任期終了後も奄美の豊かな自然や生活文化を多くの人たちにも伝えることに携われたらと思っています。

それが民宿なのかどういう形なのかはまだ分かりませんが、自分の仕事を通して、秋名、龍郷町、そして奄美大島の魅力をたくさんの方々に感じてもらえたら幸せだなと思います。

20170317172322-c5e20730145fdf03ca04a0e577a1a5f334db2914.jpg▲ 秋名の夕日。

出典元:ジャパトラ(一般社団法人住まい教育推進協会

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20170317181014-c9ce2b486c3eec5797169c8a9abe6ca2b81e3276.jpg村上 裕希(むらかみ ゆうき)
昭和57年奈良県生駒市生まれの34歳。4歳の頃に父親の転勤で横浜市へ引っ越す。前職は、某電気メーカー子会社で資材調達部門に所属、国内外仕入れ先との契約調整、調達施策の企画立案等を担当。家族は妻と息子(1歳10か月)の3人暮らし。趣味はキャンプ、サーフィン。
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