地方移住を検討している方へ、田舎の暮らし方ブログ

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セミナー探訪58 伊達なくらしセミナー

2017年3月4日(土)伊達なくらしセミナー (ふるさと回帰支援センター)です。
岩手県平泉町、宮城県栗原市・一関市・登米市の4市町が「伊達な暮らし方」をテーマに岩手県南・宮城県北の田舎暮らしへ誘います。

会場は、各市町の相談テーブルスタイルで30人近くの参加者が来場されました。名古屋から来られた方もいらっしゃいました。
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最初に栗原市の佐藤係長より開催の趣旨説明がありました。

4市町は、県境のつながりで2年前より消防活動や婚活イベントなどを一緒に行っていて「生活圏」という捉え方での岩手県南・宮城県北の合同開催です。

いわて暮らしサポートセンター」の三浦さん、「みやぎ暮らし相談センター」の松尾さんの紹介もありました。
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■今回のテーマ「伊達な暮らし方」、先輩移住者の阿部さんです。
<プロフィール>(栗原市花山地区在住)
・青森県六戸町生まれ、中学生時に埼玉県に転居。
・高校、美容専門学校時代は、学業と新聞配達、ファストフードなど複数のアルバイトを掛け持ちながら卒業。
・美容師として結婚式場の仕事とプールの監視員というようなダブルワークを実践。その後、ヨガインストラクターになる。
・いつかは外国で住みたいという夢を持ち、日本のことを知るために生け花や英語の習得もした活力ある20代を過ごす。
・結婚を機に仙台へ。子育て中のママを対象とした「ゆるヨガ」を主宰。
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<移住のきっかけ>東日本大震災の際に山形県最上町に一時避難、その時にご主人が栗原市花山に地域おこし協力隊で移住、1年間の別居生活を過ごす。
木のある、土のある難先で「子育ては里山だ!!!」と実感。
1年後の2012年に三女の出産で、ご主人がいる栗原市に移住。
ご主人は2015年に再生エネルギー事業の(株)花山サンゼットを設立し、太陽光+農林業による持続可能な地域づくりに取り組んでいます。

阿部さんの「伊達なくらし 衣食住」
第一章 「衣」
四季の材料を活用した草木染の理にかなった和服・きもの生活です。
普段は野良着(もんぺ・手ぬぐい・Tシャツ)で自然への感謝を肌で感じています。
第二章 「食」
畑仕事で四季折々の野菜をつくり、ないものはご近所で融通しあうこともあります。自宅で鶏を飼っているので毎日、卵はあります。買うのは肉、魚、調味料です。
そして、農閑期には手仕事で味噌などの保存食を作っています。
この手仕事の習慣があったおかげで震災時の厳しい時でもしのぐことができたと聞いています。
その生き方や術を子供たちに伝えていきたいと考えています。これが移住する一番の理由でもありました。
第三章 「住」
里山での1日の生活を紹介。朝は野菜収穫、鶏・ヤギの世話から朝食準備。
子どもの幼稚園、小学校の登校に一緒に同行します。雨の日も同じです。
幼稚園小学校へは往復30~40分。
子どもと歩きなら日々変わる景色を見ながら、自然の変化に子どもと話をしながら歩く、じっくり向き合える時間がとても良いです。
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日中は、ヨガや趣味、シーズンによってカフェの仕込みや接客をしています。
夕方から夕食の支度にかかります。
子どもは、地元のカナダ人の方に英会話を、地元の方から書道や日本舞踊を教えていただいています。長女は楽天イーグルスのチアに入っていて仙台に週1回、行っています。
交通の利便性もあるところです。
自宅は築60年の空き家を使っています。パラオの留学生受入れや休日には大学生が宿泊して地元でボランティア活動をしています。
学生には親には聞けない出産や子育ての話をしてあげます。

栗原市花山地区の幼稚園と小学校の先生、駐在所長のコメントで教育環境や安心安全な環境と移住して心がけてきたことの紹介がありました。
<移住して心がけてきたこと>
・地区の集会や行事に参加してきた
・初心者ながらも畑仕事を始めた
・いつも笑顔を絶やさず、ちょっとした心遣いを持つ
行動で気持ちを表すことで、自然と有益な情報が得られます。

里山で「何もない」強さに魅かれ、考える、知恵を出すことが楽しい生活、「生きる力」を育む生活が阿部さんの伊達な暮らし方です。

【岩手県南】
■一関市 便利で不便な暮らし
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県内第2の都市。東京から新幹線で約2時間、恵まれた交通環境で「中東北の拠点都市」の役割を担っています。
市内には観光地が点在し、世界遺産の平泉の玄関口になっています。
市の都市部外では多様で豊かな農業が営まれ、自然が共生するまちです。
10の総合病院を有し、充実した安心医療と、保育園から高校までの教育環境は安心してのびのびと子育てができます。
移住者向けの住宅仕事などの各支援や宿泊や食事の特典がある一関ファンの「あばいんクラブ」や体験ツアーもあります!
★参考
あばいん一関」「いわてイーハトー部(ブ)に入ろう! 一関市」「一関市HP

■平泉町 世界遺産に囲まれた暮らし
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一関市と奥州市に接した世界遺産のまちです。奥羽山脈から延びる丘陵と三方を大小の川に囲まれた県内で最も小さい自治体です。
奥州藤原氏時代の寺院、遺跡が集中しており当時の繁栄を偲ぶことができます。
基幹産業は農業と観光です。2012年にスマートインターチェンジが開通予定で交通の利便性向上が期待されています。積極的な企業誘致と地域で活躍を希望する企業者の支援活動に取り組んでいます!
あわせて基幹産業の新規農業支援農家民泊体験などのプログラムも用意しています!
★参考
いわてイーハトー部(ブ)に入ろう! 平泉町」「平泉町HP」「平泉町FB」「ひらいずみナビ

【宮城県北】
■登米市 田舎でのびのび子育て
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仙台から高速バスで約100分、JRで登米市各地域へは35分~80分のアクセスです。
県内有数の穀倉地帯で環境保全米発祥の地で宮城米「ひとめぼれ」の主産地のまち。農業の他、黒毛和牛の出荷でも全国屈指の生産高を誇っています。肥沃な登米耕土とそれをつくり出す自然と水が魅力の源です。
震災時には物資の供給やボラティア活動の拠点を担いました。豊かな自然とこころあたたかな人々の中でのびのびと子育てができます。
子育て支援空き家バンクなどの各種支援制度とお試し住宅もあります!
地域おこし協力隊も募集中です!
★参考
登米市移住・定住」「みやぎ移住ガイド 登米市」「登米市HP

■栗原市 オーダーメイドな移住
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北部に栗駒山、東に「伊豆沼・内沼」(ラムサール条約指定登録沼地)を有し、市の8割近くが森林や原野、田畑の田園都市のまち。東京から新幹線で約2時間、仙台から約20分、盛岡から約50分のアクセス(くりこま高原駅)です。
稲作を中心とした農業が基幹産業です。近年は、いちごなどの果実や野菜の生産も増えています。
農作業を支えた野良着の若柳地織は栗原市の伝統品。シャツや小物入れも作られています。
栗原市では様々な目的に合わせた移住ライフを支援しています。そのための子育て住宅仕事等の支援制度が用意されています。
栗原体験プログラム(くりはらツーリズムネットワーク)や移住生活体験住宅もあります!
★参考
くらしたい栗原へ」「みやぎ移住ガイド 栗原市」「栗原市HP

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岩手県南、宮城県北という「生活圏」の市町合同開催は、移住検討、希望者の視点からとても新鮮でした。今後も「生活圏」という観点で田舎暮らし情報の発信を期待しています。(編集部)

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