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移住物語Vol.1 北海道 宇佐美 彰規さん
海鳥の楽園・天売島のゲストハウス天宇礼

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Vol.1 北海道 宇佐美 彰規さん
海鳥の楽園・天売島のゲストハウス天宇礼

愛知県出身。大学で日本史を学び、日本のことについてもっと知りたいと思い、全都道府県と離島各地を旅してまわった。旅行会社で10年間勤務後、旅行先の中で最も好きであった北海道の天売島に地域おこし協力隊として赴任した。

天売島地域おこし協力隊facebook
https://www.facebook.com/teuri.chiikiokoshi

海鳥に惹かれ毎年訪れていた北海道天売島(てうりとう)に、三年前に移住した宇佐美さん。

空き家の再活用に取り組みたいと思っており、ゲストハウス開業を思いつきました。今年七月にオープン予定の「ゲストハウス天宇礼」への思いをお話しいただきました。

―― 旅人たちの足あとが残る宿

北海道の道北に浮かぶ周囲約十二キロメートルの小さな島・天売島(てうりとう)。

かつて鰊(にしん)漁で栄えたこの島は、現在はオロロン鳥(ウミガラス)の故郷として知られています。日本広しと言えども、オロロン鳥は日本では天売島でしか繁殖していません。

その他、世界最大の繁殖地と言われるウトウ、ケイマフリやウミスズメと言った希少な海鳥が生活するこの島は、海鳥の楽園と呼ばれています。

私もその自然に魅せられたものの一人で、特に、ウトウの羽ばたく音に生命の力強さを感じ、ウトウの姿を見るために十年間毎年天売島を訪れていました。その縁あってか、三年前に地域おこし協力隊として天売島に来ました。

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天売島に来るにあたり、やってみたかったのが空き家の再活用でした。かつては二千人以上が住んでいたこの島も、今では三百二十人ほどになり、空き家も目立つようになりました。

もともと古い建物巡りが好きだったこともあり、こうした古い空き家をなんとか蘇らせようと思い、天売島でゲストハウスを開業するに至りました。

現在は改修工事中で、七月にオープン予定です。ゲストハウスの横には、昔、漁業で使用されていた作業小屋があり、後々カフェスペースとして整備予定です。

宿の名前のテウレは、アイヌ語が由来です。テウレとは、諸説ありますが一説には足あとを意味するそうです。

色々な人が足あとを残していってくれるような宿になりたいという思いから名付けました。漢字は、昔の文献に天宇礼という表記がありましたのでそのまま使うことにしました。

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空き家は全国でも深刻な問題となっており、離島においては取り壊したものを運ぶ費用がかさむことから、ことさら増加の一途をたどるばかりです。今回の再活用により、空き家問題に警鐘を鳴らしていければと思っております。

また、文化的・歴史的価値が高い建物も、行政の理解不足による取り壊し・放置などが増えつつある昨今において、建物の再活用を考える良い機会になれたらと思います。

天売島には海鳥の他に様々な渡り鳥も飛来します。一度は旅だった彼らがまた島を訪れるように、ゲストハウス天宇礼も、あなたの帰れる場所でありたいと思っています。

掲載時は準備中でしたが、現在ゲストハウスはオープンしています。

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出典元:ジャパトラ(一般社団法人住まい教育推進協会

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ゲストハウス 天宇礼
〒078-3955
北海道苫前郡羽幌町大字天売字弁天96-3
TEL 090-1097-0500
E-mail akinori.usami@gmail.com

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