東京でも飲める鋸南麦酒〜新製品を発売中です!

千葉県鋸南町の地ビールとして、今年6月に誕生した鋸南麦酒。これまで3種類あったビールのラインナップに、このほど、新しい黒ビールが加わり発売されました。開発したのは工場長の岡村拓寛さん(34)。「お客さまの声を反映させながら、常に良いものを作ってきたい」という岡村さんに、ビール醸造にかける思いについて、話をうかがいました。

幅広く受け入れられる味を求めて

鋸南町の国道沿いにある道の駅「きょなん」のテナントに、鋸南麦酒の醸造所と販売所はあります。取材で訪れると、すでに3人の男性客がビールを買いに来ていました。

岡村さんは、この醸造所の工場長として、今年6月から鋸南麦酒を販売しています。「9月に新しい黒ビール"トーキョーベイポーター"を発売しました。焦げ感をなくして、香ばしさを全面に出しています。ビールが苦手な人にも飲みやすい味に仕上がっていると思います」とのこと。

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実際に飲んでみると、ほんのりと甘さがあり、そのわりにスッキリとした味わいで苦味が少ない。「コーヒーの酸味も加わり、濃い麦茶みたいな感じなので、幅広い人に受け入れてもらえると感じています」と話します。

これまでのラインナップは、きょなんゴールデンエールと、アメリカンペールエール、そしてホワイトエールナルシスの3種類。ホワイトエールナルシスは、鋸南町の甘夏を使用したフルーティーな味わいで、特に女性に人気だといいます。

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「石見麦酒」で3週間の修行

岡村さんは、鋸南町に来て3年目の移住者です。横浜市生まれで、千葉市で育ち、親の転勤のためアメリカに渡り、大学では経営を学びました。

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鋸南町でビールを作ろうと思ったのは、「この町には、地ビールがないから。ここでなら、ビールを作っても競合がないし、他社を圧迫することがないと会社の役員などと話しながら考えたんです」と話しています。

昨年8月、島根県江津市の石見麦酒の工場長、山口厳雄さんのもとで2週間、今年の3月に1週間、ビールの修行をしました。「そこは9坪の場所に、醸造所があるんです。このビジネスモデルを参考にして、鋸南麦酒も作れるんじゃないかと会社として考えました」

岡村さんは、日々、ビールの味をよくするために工夫をこらしています。「お客さまの声を反映させながら、研究し、味を少しずつ変えているんです。そういう研究っぽいところも、ビールづくりの面白さです」と話しています。

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地方でビールを作るという仕事については、一家言も。「ビール作りは製造業なので、雇用を創出できる。技術を受け継いで、職人を生み出していけると会社として考えています」とビールづくりの可能性についても話しています。

鋸南町の地ビールというだけあって、「ビールに鋸南のストーリーが入っています」という岡村さん。麦芽以外の成分については、鋸南産のコメやレモン、山椒などの農作物を使用することにこだわっています。

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千葉県の物販イベントで販売されます

現在、東京でも鋸南麦酒を飲むことができます。今年7月から、墨田区にある地ビール居酒屋「源次郎」のメニューに加えられ、多くのファンを獲得しています。同居酒屋のオーナーの奥さんが千葉県館山市の出身で、鋸南麦酒を継続的に仕入れることで、応援してくれているといいます。

先月22日には、この「源次郎」で、鋸南麦酒を味わう会が開かれ、約40人もの客が集まりました。「千葉が好きなメンバーが中心となり、鋸南麦酒のお披露目会を企画してくださり、お邪魔しました。鋸南町はどんなところなのか、町のPRもしてきました」と岡村さん。

「今、ビールは第二次ブームにある。たくさんの醸造所が立ち上がり、作り手が増えている。このブームを単なるブームに終わらせるか、根付かせるかは、私たち醸造家の使命だと思っています」と語ります。

そのほか、11月17日から東京・丸の内で開かれる千葉県の物販イベント「ちばI・CHI・BA」で販売されます。(ただし、トーキョーベイポーターは販売されません)

鋸南町にはなかなか行けないけれど、鋸南麦酒だけでも味わってみたい...という人、ぜひ、この機会に訪れてみてください。

地ビール居酒屋「源次郎」 

ちばI・CHI・BAのHP

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