高級料理!? ジビエのバーベーキュー大会が開かれました

バーベキューが好きという人は多いかもしれませんが、「ジビエ」のバーベキューを楽しんだことのある人、少なくとも都会ではあまりいないのではないでしょうか? 「ジビエ」とはイノシシなどの野生の肉のことです。ここ千葉県鋸南町では、毎年ジビエのバーベキュー大会が開かれ、今年は600人もの人が集まりました。

「ジビエ」とは、一体何か?

最近、よく聞く「ジビエ」。私、東京にいるときは、「特別なときにしか食べられない、高級料理」というイメージだったので、まさか高級レストランのない鋸南町で食べられるなんて思ってもいませんでした。

そもそもジビエって、何なの? という人のため、少し解説しちゃいます。

一般社団法人日本ジビエ振興協会のサイトによると、「ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)」であり、「ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化」とのことです。

あ、フランス語だったんですね。なるほど。分からないはずでした...。

「その昔フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができる、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでした。そのためフランス料理界では古くから高級食材として重宝され、高貴で特別な料理として愛され続けてきました」という解説がされています。

私の抱いていた「高級!」というイメージは、あながち間違いではなかったようです。

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「地美恵」という言葉に込められた思い

では、なぜここ鋸南町でジビエが食べられるのかというと、町内には何人もの猟師が活動し、野生のイノシシやシカを捕獲しているからです。

一度でも来たことのある人ならわかると思うのですが、鋸南町の山って、低くて、ハイキングなどをするには最適なのです。こんなに低い山にも、そんなに野生の動物がいるんだ...ということに、最初、私はおどろきました。

最近、イノシシやシカが畑を荒らし、農作物が台無しになってしまうという被害が問題となっています。捕らえた野生動物を単に廃棄するのではなく、食用として活用し、命に感謝しながら、地域の活性化にむすびつけようというのが、ジビエバーベキュー大会なのです。

ときどき、ジビエを「地美恵」と呼ぶことがあります。その土地に生き続ける、美味しい恵み。それが、ジビエ。フランス語を日本語にした「当て字」とはいえ、よい言葉です。

人間は、自然の恵みに生かされているんですよね。

ちなみに、イノシシは「山クジラ」とも呼ばれています。鋸南町は、千葉県でも捕鯨の発祥の地として知られています。そういうわけで、海と山、どちらのクジラも味わえる町ということで、バーベキュー大会では、クジラ肉を使った弁当も販売されました。

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「ぼたん汁」は出汁を十分にとる

さて、このバーベキュー大会、私も観光案内人として参加いたしました。

朝から、町の食生活改善協議会の方々が準備をしています。イノシシの肉の入ったスープを「ぼたん汁」というのですが、かつおぶしで出汁をとり、丁寧に作ります。

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鉄板でイノシシ肉を焼いています。味付けは、下味をつけた以外は、塩とこしょう。質の良い肉ほど、単純な味付けでも十分、おいしく食べられるんですね。

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実際の味ですが、やわらかくて、臭みがないのです。

ちなみに、鋸南町のバーベキュー大会で調理している野生の肉は、食肉処理業の許可を取得した施設で処理されたものを使用し、きちんと加熱しています。

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お申し込みは早めに

このジビエバーベキュー大会ですが、無料で肉を提供しているということもあり、すぐに600人の参加者枠が埋まってしまうのです。

今年は千葉県内からはもちろんのこと、東京都、神奈川県、中には関西からいらっしゃったお客さまもいました。場所は、鋸南町の佐久間ダムの周辺。里山を眺めながら、肉とお酒が楽しめます。さらに、「食べる」だけでなく、コンサートや健康効果の高いウォーキング「ノルディックウォーク」なども同時に開催されるので賑わいます。

バーベキュー大会の情報は、鋸南町のFacebookページや町のホームページなどで事前に告知しますので、参加したいと思う方、7月ごろからこれらの情報をチェックしてみてください。

鋸南町Facebook

鋸南町HP

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きょなん町地域おこし協力隊シミズ

きょなん町地域おこし協力隊シミズ

千葉県南房総地域

東京生まれ、東京育ち。気候のよい地方の生活にあこがれ、2018年9月から、千葉県の鋸南町(きょなんまち)に移住。東京・目白にある女子大を卒業後、「たくさんの人と出会いたい!」という好奇心から、10年間、新聞社、雑誌社で記者の仕事を経験。忙しすぎる生活に疑問を感じ、一般社団法人に転職するも、2016年、経営難のため退職。「人生何があるか分からない」ことを思い知り、大学の短期カリキュラムに入学。生き方を模索する。ローカルライフに興味を持つ中で、地域おこし協力隊という制度があることを知り、鋸南町に応募、思わず採用される。アラフォー過ぎ。なぜか独身。さびしいはずもなく、人生を謳歌中♪ 都会の女性が単身で地方に移住し、体験したこと、日々考えることをつづっていきます。

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