あえて情報発信「しない」ことも、地域おこしなのだと思う

地域おこし協力隊として着任してから、ちょうど2ヶ月。町の観光を中心とした情報の発信をすることが私の業務なのですが、最近、情報発信を「あえて、しない」ことも地域おこしなんじゃないのかな、と思うことがあります。今回は、そのあたり、私の思うことを書きつづっていきたいと思います。

そのままでよい、という考え方もある

情報発信の業務って、ひとりではできない仕事なんです。取材に協力してくれる人がいないとできないから。

でも、取材にどうしても協力できないというスタンスの方もいらっしゃいます。

たとえば、こんなことがあります。

私「ここのお食事、すごくおいしいですね。ぜひ、ブログで取り上げたいと思うのですが...」

店主「え? ブログで紹介するの? いや〜、ちょっと待って。う〜ん。やめてほしい。うちは、高齢の夫婦でやっているから、あんまり人が来られても困るんですよ。たくさん人が来て、お待たせして、恥ずかしい思いをするのもイヤだから...。ごめんなさいね」

あ、そうだよな、と思うと同時に、私は「地域おこし」について少し勘違いをしていたとも感じました。

観光客にたくさん来てもらって、鋸南町に住みたいなぁと思ってくれる人が増える...。確かに、それは「地域おこし」と言えるでしょう。しかし、あまりPRすることで、店が忙しくなりすぎてしまい、店主が無理をしてしまい、店をたたんでしまうということがあったら、それは本末転倒ともいえるのです。

ブログやインスタ、雑誌で取り上げなくても、口コミで観光客が来たり、地元の人がたくさん来る店って、どの地域にもありますよね。

そういう店は、そのままでよいという考え方があると思います。

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取材する側の大いなる勘違い

私は以前、東京の雑誌社で取材をしていたこともありましたが、もちろん、東京でもやはり、似たようなことはありました。

「へんに雑誌に取り上げられたくない。すでにお客さんに来てもらっているし、リピーターも多いから。取材は、すべてお断りしているんですよ」

こだわりのあるシェフのいるイタリアンの店に取材を申し込むと、こんなことを言われたこともありました。

「あなた、イタリアンに詳しいの? あまり、詳しくない人に取材されたくないんですよね。適当なこと書かれてもイヤだから」

取材したらうれしいと思ってもらえるだろう...なんてのは、ホント、取材する側の大いなる勘違いなのです。

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発信する際のマナーも大切

今、記者やライターという仕事をしていなくても、誰でも情報が発信できる時代です。手元にあるケータイのカメラでいつでも簡単に写真が撮れて、すぐにブログやインスタにアップできてしまいます。

もちろん、その情報をもとに客が集まり、繁盛している店もあると思います。でも、それを求めていない店もあるわけです。

そういう時代であればこそ、情報を発信する側のマナーが大切なんじゃないかなとも感じています。

特に、地域おこし協力隊というのは、市町村から委嘱をされて、その地域のために活動するという役割を担っているので、「自分がいいと思ったものをすべて、ネットでどんどん発信する」というのは、ちょっと違うのではないかと最近、感じます。

とは言いながら、すべて逐一、許可をとらねばならない...というのも変な話で、そのあたりは、どこまで許可とるべきか、とらなくていいのか。判断がとても、難しいところです。

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情報、お待ちしております

それで、なんですがね...。このブログを読んでいる人の中には、鋸南町在住の人や鋸南町にすごく詳しい人もいると思うのです。「ここを取材してほしいなぁ」という情報をお持ちの方は、ぜひご連絡いただけるとうれしいです。

町に住んでいる人のために活動したり、町を盛り上げるために活動するのが、地域おこし協力隊。

「情報発信をしてほしい」と思う人のために、観光パンフレットに載らないような目線で情報発信していくのが、重要な任務であると感じています。

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きょなん町地域おこし協力隊シミズ

きょなん町地域おこし協力隊シミズ

千葉県南房総地域

東京生まれ、東京育ち。気候のよい地方の生活にあこがれ、2018年9月から、千葉県の鋸南町(きょなんまち)に移住。東京・目白にある女子大を卒業後、「たくさんの人と出会いたい!」という好奇心から、10年間、新聞社、雑誌社で記者の仕事を経験。忙しすぎる生活に疑問を感じ、一般社団法人に転職するも、2016年、経営難のため退職。「人生何があるか分からない」ことを思い知り、大学の短期カリキュラムに入学。生き方を模索する。ローカルライフに興味を持つ中で、地域おこし協力隊という制度があることを知り、鋸南町に応募、思わず採用される。アラフォー過ぎ。なぜか独身。さびしいはずもなく、人生を謳歌中♪ 都会の女性が単身で地方に移住し、体験したこと、日々考えることをつづっていきます。

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