「人口減少」を町全体で考える〜鋸南小学校の取り組み

このほど、鋸南小学校(千葉県安房郡鋸南町)の6年生が、同校の体育館で「町の未来について考えよう」というテーマのもと、人口減少や高齢社会など、町のかかえる課題と解決策について発表しました。白石治和町長と町執行部がこの発表を聞き、子どもたちと一緒に町の未来について考えました。

アピールすることが大切

今回、発表したのは、町にある唯一の小学校、鋸南小学校6年生の48人。「総合的な学習の時間」の中で、8グループに分かれ、「町の安全」「町の行事」「町の高齢者」「町の人口」などを切り口に町の課題と、解決策について報告しました。

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「町の人口」について調べたグループは、現在、8000人を切っている人口が、2045年には3000人まで減少してしまう可能性があることを発表。「町が水仙まつり等のイベントを開催しているほか、24時間体制の鋸南病院があり、安心して住める町づくりがされている」ことを報告し、「町の魅力をアピールすることが大切」であると発表しました。

「町の高齢者」について調べたグループは、今後、高齢者を社会がどのように支えていくのかについて報告。「高齢者が子どもと遊ぶ機会があると互いにコミュニケーションをとることができていいのではないか」と提案し、「ボランティアで高齢者を手助けしていきたい」とまとめました。

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地域があるから学校がある

学習の指導をした亀田陽子教諭は今年7月、「鋸南町についてどう思う?」と言い、児童に町に関心を持ってもらえるよう促しました。「町の人口減少についてグラフを見せたら、子どもたちなりに課題をつかんだようだ」と言います。

7月中旬、6年生全員が町役場議場で、町長や役場管理職に、町が抱えている問題について議会形式で質問し、今回の報告にまとめました。

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発表のあと、白石町長は児童に向け、「大人がいて、赤ちゃん生まれて、生活していく上で勉強が大切だから学校がある。学校があるから地域があるのではない、地域があるから学校がある。人口減少は一朝一夕で解決できる問題ではない。みなさんがいろんなことを考えてくれると、鋸南町がよくなる」と話しかけました。

亀田教諭は、「子どもたちに町に関心を持ち、人口減少を自分の問題として考えてほしい」と語りました。

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まとめ

「人口減少」が日本にとって深刻な問題であることはニュースなどで分かっていても、東京に住んでいると、どれくらい深刻なのかを肌身で感じること、案外、少ないのではないでしょうか。東京から車でたった90分の場所にある鋸南町は、小学生を含め、人口減少の問題に町ぐるみで向き合っています。

以前、鋸南町にあった保田小学校は、現在、道の駅になり、佐久間小学校はバーベキューハウスになっています。「良い町には、人が住む」と私は思っています。では、良い町って、どんな町なのでしょうか。移住者という「よそ者」の私も、考えていかねばならないと感じました。

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きょなん町地域おこし協力隊シミズ

きょなん町地域おこし協力隊シミズ

千葉県南房総地域

東京生まれ、東京育ち。気候のよい地方の生活にあこがれ、2018年9月から、千葉県の鋸南町(きょなんまち)に移住。東京・目白にある女子大を卒業後、「たくさんの人と出会いたい!」という好奇心から、10年間、新聞社、雑誌社で記者の仕事を経験。忙しすぎる生活に疑問を感じ、一般社団法人に転職するも、2016年、経営難のため退職。「人生何があるか分からない」ことを思い知り、大学の短期カリキュラムに入学。生き方を模索する。ローカルライフに興味を持つ中で、地域おこし協力隊という制度があることを知り、鋸南町に応募、思わず採用される。アラフォー過ぎ。なぜか独身。さびしいはずもなく、人生を謳歌中♪ 都会の女性が単身で地方に移住し、体験したこと、日々考えることをつづっていきます。

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